マネジメントセンスがないと思う人を観察したら、無駄な仕事を作る人だった

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@nabeemichi です。

チームで仕事をしているとマネージメントをする人がいるのが一般的です。

なんなら僕も10人程度のチームを持ってプロジェクトをすすめていたことがあるので、一応マネージメントしていたことになります。


で、最近フリーランスで仕事をしているとマネージメントしてる人を観察することがあり、

マネージメントセンスないなー! と思ってしまったことがあった。

その人を観察していたら、部下であるプレイヤーに無駄な仕事させてる人だと言うことに気づいた。

無駄な仕事の特徴

では、どんなことが無駄な仕事かというと、

課題を明確に、具体化してないのにもかかわらず、世間一般的にはよいとされていることを導入してる場合だ。


例えば、

アプリ開発でレビューのステップを増やす。

ということを実施し始めたりすることです。これは不具合が多発した場合などにに製品の品質を上げることを目的にして導入されることがしばしば。

これは一見問題なさそうに思える。

レビューすれば複数人の意見が入り、品質があがりそうだが、

プレイヤーからしてみたら、レビューで説明したりレビューを通すためにすることが増える。しかも、この状況では効果を発揮しないだろう。

さらにマネージャーがレビューするとか言い出すと、マネージャーはミーティングだらけで予定確保できずにプレイヤーの仕事はたまるばかり。

そもそもこの事象が、

なぜ無駄な仕事であると言えるのか?

というと、課題を明確化してないからだ。

もっと突っ込んで言うと、事実(ファクト)を掴んでいないことが大問題。

そもそも不具合が多発する原因が掘り下げて考えられていない。

不具合が発生する具体的な過程をつかめてないのだ。

不具合を対象にざっと考えてみると以下のようなことが考えられる

  1. フレームワークを理解してる人がいない

  2. 機能の作成単位(分業している単位)が適切でないため、インテグレーションが大変

  3. 仕様が複雑すぎて実装パターンが多い

  4. 技術が作るものに対してあっていない

  5. サンプルがなくて試行錯誤しているため

などなど、さらにこれを不具合が起きてるときの実装過程を観察したり、不具合の種類や不具合が発生する頻度から不具合が生み出される具体的なケースを探して対策を考える必要がある。だから不具合をへらすためレビューをするっていうのはどのケースの不具合を減らすためなのかを考えられていない。簡単にいうと、ぼやっとしてるのだ。

原因を掘り下げて考えるためには、事実(ファクト)がないと掘り下げるものもなければ、仮説も考えられない。 仮説が考えられないということはロジックを組み立てられないので、施策を実施しても成功なのか失敗なのかの分析、施策の改善につながらない。

つまり、やっただけで、なんとなく良かったとか、ダメそうだね?とかになる。

これだったらやってもやらなくても結果は同じで無駄な仕事になる。でもマネージャーは仕事した気になって満足するという謎現象が発生する。さらにマネージャーの上司には対策をしていて頑張ってます!アピールができてしまう。

マネージャーは部活のマネージャーと同じで主役ではない

チームで働いているとマネージャーが偉いというか、マネージャーが仕切ったりしていたりするケースがほとんどだ。

でも、僕が思うマネージャーは部活のマネージャーと同じような役割だと考えている。

部活のマネージャーは、プレイヤーがプレイに集中しやすい環境を作るのが仕事だ。

そのためには、プレイヤーが問題だと思ってることや思っていなくても問題なことを、根拠を持って問題としてとらえ、プレイヤーの問題を解決するためのPDCAを回す。

問題が解決するからプレイヤーはプレイしやすくなるし、チームの成果が上がる。ということ地道に地味にすることなのではないかと思う。