部下がミーティング中に話を聞かない理由は、あなたが価値を提供できてないからです。
@nabeemichi です。
プロダクトをつくるときや、新規アプリを作るときにはキックオフをしたり、 開発プロセスを改善するためにKPTフレームワークを利用したミーティングをしたりと、プロダクトに関わる人で集まってミーティングをする機会はしばしばあります。
このときにミーティングを主催するのは、なんちゃらマネージャーという、マネージメントをする方々であることが多い。 マネージメントする方であるので、チームの代表であったりしてそれなりに偉い人なことがあるのですが、 ミーティング中に内職したりしてる人もしばしばいるのであります。 ミーティングもノートPCを持って参加することがほとんどですので、エンジニアやデザイナーならガシガシ自分の仕事ができることもあり、 意味ないと思ったミーティングでは内職していたほうがメリットがあるという判断をしているのです。
主催者であるマネージャーも内職していることくらいは気づいたりしますが、 なぜ、参加してるチームメンバーが内職をするのか?というとこまで考えるているマネージャーは少ないのではないだろうか? なぜこんなことを思うようになったかというと、ミーティングで内職させないために、 議事録を書かせる 対策を始めたり、強制的にPCを閉じて参加させたりすることをするのを見たりしたからだ。
そもそもなぜミーティング中に内職するのか?
というと、題名にもあるとおり、ミーティングに価値がないと判断したからだ。
実際に僕自身も内職はよくする。そもそも開催していることが無断なミーティングだと判断したら出ない派である。 無駄なミーティングに時間を取られてアウトプットの量が減ることに価値を見いだせないからだ。無駄なミーティングに参加するくらいならモクモクと作業していたほうがいい。 ミーティング中は基本的には話し合ってるだけでアウトプットは出ない。
実際に先日もミーティング参加しなかったら偉い人に怒られたが、ちゃんと出ない理由を教えてあげた。 それでも出ろと言われたので、ミーティング中にダメ出ししてあげた。
価値のないミーティングとは?
どういうミーティングなのかを具体的にいくつかピックアップしてみる。
情報共有がメインになっている
告知をしたり、状況知らせて把握してもらうことは大事かもしれない。自分たちの仕事を知ってもらうことは確かに重要だ。 でも、その告知や情報は全員に必要なのだろか?
社内のすべての部署やすべてのことを共有したって、ある程度の規模になった会社では理解できたり把握する人なんてほとんどいないのではない。 しかも共有されたって忘れてしまうので、情報共有ミーティングは価値がないと判断するケースが多い。
そもそも共有することになんの意味があるのだろう? 情報を受け取るタイミングによって、同じ情報でも価値は変わってくる。 自分が直面している優先度の高い課題に対する情報なら価値は高いが、すでに解決し終わった課題に対する情報なら価値はない。
情報共有のミーティングで何時間も浪費するよりも、ほしいときにほしい状態で情報が見られることのほうが価値があるということに主催者が気づいていないのかもしれない。
タイミングが悪い → メンバーにとって今は価値がない
締切日直前にKPTのような業務改善を行うためにミーティングなんか開かれたら、メンバーにとってはこのミーティングは価値がない。 メンバーにとっての再優先事項は、締切日までに作業を完結させることである。 業務改善なんてやってる場合ではないのである。
さっさと不具合を直して、評価をしリリースできる状態に持っていくことが最優先であるので、ミーティングしてる時間よりもとにかく作業。 ダムが決壊してるのに、決壊どうしようかー!?なんて話てる場合じゃない。まずはせき止めて応急処置で逃げないと行けないときもあるのだ。
こんなときにミーティングしたって誰も真剣に参加しない。まったく価値のないことをしているのだ。
結論がいつも根性論で終わる
トラブルが起きたときの対応するためのミーティングをしていた場合、ミーティングした結果が、具体策も作戦も建てずに がんばりましょう で終わる。 つまり、ミーティングしてトラブルや課題に対して対応してますよ!と見せかけるためのミーティングみたいなのは最強に価値がない。 ミーティング主催者が説明求められたときに仕事している風に見せるためじゃないのか?とも思ってしまうミーティングだ。
こんなミーティングが続くと、解決策だしてもがんばりましょうで終わったりで具体的なアクションにつながらないことがわかり、誰も参加しなくなる。
だって参加しても、参加してる方にメリットないですからね。 なんなら作業時間削られてるだけでデメリットしかない。