エンジニアだけど、僕の好きなエディタは紙とペンです。
フリーランスエンジニアの @nabeemichi です。
エンジニアだと、エディタの話題がしばしばでます。 世の中にはいろんなエディタがありまして、vimやemacsとか最近ではatomとかです。 エンジニアってのは、何をやっているかというと、所詮パソコンに向かって文字を打ってるだけです。 いや、文字打つ前にいろいろ考えたりするんですが、 プログラミングなんて所詮文字列です。みなさんが画像ファイルとかをFacebookとかでアップロードしてるのだって、所詮は文字列に変換されて文字列を送信してるだけですからね。
そのため、文字列を打つためにはエディタをよく使います。だからか、好きなエディタ何?とかいう話がたまに起こります。 エンジニアはデジタルの世界のエディタの好みを話すのですが、僕の好きなエディタは紙とペンです。
紙とペンは人類が発明した最大の武器です。 考え事するときや、プロダクトについて考えるときはA4ノートとペンで書きまくります。
どんなことでも書きまくります。 同じことも何回もかいたりします。 同じことを何度も思いついてしまったりするので。
紙とペンのメリット
PCのエディタやスマホのメモ帳を使うこともあるのですが、基本は紙とペンを使っていました。 (ここ半年ほど全然使わなくなってしまったので、また紙とペン使うことにする) デジタルのエディタと比べて、紙とペンが勝っている部分があります。
起動が早い
携帯していればの話に限定されますが、起動が早いです。 気づきを見つけたときにスマホのメモ帳を起動するには、
ポケットまたはカバンのから出す → スマホのパスワード解除 → メモアプリを探す → メモアプリ起動
と意外とやることが多いです。そして、メモするまでに結構時間がかかってます。1秒くらいはかかってるはず となると、メモしたいことを忘れちゃうことがたまに起きます。
でも、紙とペンなら
ポケットまたはカバンのから出す
の1ステップのみです。起動までの時間もそうですが、何よりステップが少ない。 ステップが少ないということは、メモしたいことに集中していられるので、メモしたいことを忘れる確率が減ります。
簡単な図を素早く描ける
気づきなどは文字だけで表すと、
なんだっけこれ?
みたいに、あとで見たときに思い出せないパターンもあります。 こんなことをしないように、図で補足を簡単にかけます。
思いついた単語同士を線で結んで理解しやすいようにしたり、思考を深めたりすることができます。
一方で、スマホやPCでは簡単な絵や線を描くことは、なかなか時間がかかります。 お絵かきソフト起動したり、線を描くモードに切り替えたり。 正直絵を描くことが目的になってしまって、何をメモしようか忘れるレベルです。
何より頭が動く
これは僕だけかもしれませんが、明らかに頭の回転が変わります。 紙とペンのほうが頭の回転が早くなりますし、 気づきが増えます。
あ、このパターンあるなら、これと似てるからこの可能性もある?
みたいな。 さらに、A4のノートを使ってる場合などは、ノートPCやスマホよりも見える範囲が大きいので、一気に捉えられる情報量が変わってきます。 これが原因かは研究したことがないのでわからないですが、確実に頭の動きが変わってるのがわかります。
紙とペンのデメリット
メリットがあれば同じだけデメリットがあります。これは物理の法則だと僕は思ってます。作用反作用の法則的な。
コピーできない
PCつかってるとコピペで同じ図などを使いまわしながら作業ができますが、紙とペンでは同じ図を一から書かなくてはいけません。 めんどくさいし時間がかかります。
検索できない
PCなら command + F で検索モードになり、文字列を検索することができますが、 紙とペンでは、1ページ1ページ自分の目を信じるしかありません。目薬がひつよなくらい目がシュパシュパしてくるでしょう。
共有ができない。
PCならgoogle driveとかでサクッとメモを共有できますが、紙とペンの場合はわざわざスマホで写メとってからチャットで流さないといけません。 しかも誰かに見せるように書いてないので、ほとんどの場合は共有しても誰も理解できません。 時間がたつと自分でも理解できない場合があるくらいですから。実質共有なんてできないのと同じです。
まとめ
まとめると、考えて思考を深めたいならメモがいい。 共有やスケールなどを考えるならデジタルなメモがいい。
そんなことをメモの魔力を読んで再確認しました。
明日A4ノートを購入しようっと。