小さい会社ほど即戦力エンジニアを求めてはいけない理由
フリーランスエンジニアの @nabeemichi です。
フリーランスエンジニアとして小さい会社に常駐して働いていて、気づいたことがある。
それは、常に人を募集しているのに、入社してくる人がほとんどいないことだ。
採用担当の人に話しを聞くと、「いい人が見つからない」「いい人いたけど、他の会社に行っちゃった」とかだ。
いい人が集まらないなら、もう育てちゃうしかないんじゃないかな。
入ってくれるかどうかもわからない人とあっている時間を考えたら、入ってくれる人を入れて育てた方が確実性が高まる。
だから、小さくて人が集まらない会社ほど人が育つ仕組みをつくることが重要だ。
ただでさえリソースが少ない会社で、即戦力と言われる人を探すリソースをさくのは、時間を消耗するだけだ。
知名度がないから、人が集まらない。
僕が常駐している会社は、エージェントに紹介されるまで全く知らない会社だった。
そもそも会社なんてものは数百万とある。
求職者が日本の会社をすべて知ってるわけがない。
知られてない会社は、人が応募してこないのも当たり前だ。だって知られてないんだもの。
求職者は聴いたことある会社から目星をつける
求職者は知らない会社は受けない。
知らないから受けようもない。
エージェントも業界である程度有名な企業から紹介していくはずだ。
有名な企業はある程度大きいから待遇がよかったりする。
同じ仕事内容なら、最終的な判断軸は待遇だろう。
しかも、名前の聴いたことがある会社は、だいたい待遇がいい。大企業である可能性が高いからね。
探しても見つからない。だから育てるしかない。
知名度がなくて、小さい会社は即戦力を求めても、来てくれる可能性は低い。
可能性が低い即戦力採用を実施しても、意味ないのだ。
大企業とか有名企業に即戦力は持って行かれる。
小さい会社にとって、即戦力採用は宝くじなみに確率が低いんじゃないかな。
だったら、もう即戦力を諦めて、人が育つ仕組みを考えたほうが確実性がある。
なんなら、未経験者がどんどん育って、できる人になるっていう仕組みを作る。
こんなことしてたら、できる人が育つ企業としてブランドが出来上がる。
そしたら、勝手に人が集まりだす。
というサイクルを目指した方が、会社に必要な人が確保できる確率が上がる。
人を育てる仕組みつくる体力ないよ!
とか言う人が多そうだけど、どうせ人が集まらないなら、即戦力採用辞めて、仕組み作る時間に当てればいい。
人が集まらないとか言って、うだうだ言ってるうちに仕事が回らなくなって、事業続けれなくなるくらいなら人を育てる。
人は誰でも育つ。歩くこともできなかった赤ちゃんはみんな、歩くことができるようになるんだし。